バセドウ病のアイソトープ治療Q&A
Q1 なぜ、治療が必要なの?
Q2 他の病気を持っていても治療できますか?
Q3 アイソトープ治療とはどのようなことをするのですか?
Q4 アイソトープ治療を受けた後に子供を産むことができますか?
Q5 長期にわたる副作用はないですか?
Q6 治療効果はどのように現れるのでしょうか?
Q7 他の人への放射線の影響はありますか?
| 4 アイソトープ治療を受けた後に子供を産むことができますか? | |
| 治療後6ヶ月は妊娠を避けてください。 | |
治療後妊娠しても放射線による奇形などの影響はないと考えられています。また、不妊となることはありません。 男性についても、不妊となることはありません。 |
| 7 他の人への放射線の影響はありますか? | |
| 近くにいる人に少し放射線があたりますので、不要な被ばくを避けるために必要以上の接触は控えめにした方が良いでしょう。 | |
ごく少ない量の放射線ですが、あなたの近くにいる人は、あなたが服用した放射性ヨウ素から出るある種の放射線(ガンマ線と呼ばれます)を受けます。近くにいる人が不要な被ばくを受けることのないように、基本的なことを述べておきます。周囲の方が放射線を受ける量は、あなたの近くにいる時間と、あなたからの距離により大きく変化します。 時間が長ければ長いほど、距離が近ければ近いほど、放射線を受ける量は増えます。 他の人へ放射線の影響を少なくするためには、あなたに必要以上に近づかせないこと、必要以上に長時間あなたの近くで過ごさせないことが基本となります。 特に放射線の影響を受けやすい妊婦、子供については、注意してください。 具体的には、放射性ヨウ素服用後7日間は、子供や妊婦との親密な接触、長時間の接触(添い寝など)を避けましょう。また、子供を15分以上抱くことは控えてください。 子供や妊婦と接する機会のある職業の方は、少なくとも1週間は休職し、休職期間については主治医の指示に従ってください。 |
本資料は、日本核医学会が作成した「バセドウ病の放射性ヨウ素内用療法に関するガイドライン」改訂第6版(2018年)に基づいています。
基本的に、外来通院ができる全身状態の良い患者さんであれば、アイソトープ治療を受けることができます。(ただし、妊娠している方、授乳中の方は受けることができません。)
ヨウ素は人間にとって欠くことのできない栄養素の一つです。
放射性ヨウ素を服用する1~2週前からヨウ素を含む食物を取ることを控えます。具体的には海藻類(昆布、ひじき、ワカメ、のり)や、海藻より作られた食品、寒天などを控
治療後妊娠しても放射線による奇形などの影響はないと考えられています。
1940年代より多くの人がアイソトープ治療を受けてきましたが、治療に用いられる量のアイソトープが白血病や甲状腺癌を起こすという証拠はなく、アイソトープ治療は有益な治療法と考えられています。しかし、アイソトープ治療により甲状腺の腫れが小さくなり、治療後年数が経つにつれて甲状腺のはたらきが低下する人が増えてきます。甲状腺機能低下症になりますと、甲状腺ホルモン薬の内服が生涯必要になります。
甲状腺の腫れが大きく、バセドウ病の症状が非常に激しい患者さんの場合、アイソトープ治療により、一時的にバセドウ病の症状が悪化することがあります。
ごく少ない量の放射線ですが、あなたの近くにいる人は、あなたが服用した放射性ヨウ素から出るある種の放射線(ガンマ線と呼ばれます)を受けます。近くにいる人が不要な被ばくを受けることのないように、基本的なことを述べておきます。